【奈良国立博物館】特集 おん祭と春日信仰の美術
2017/11/09
特別展

会 期:平成29年12月9日(土)~平成30年1月14日(日)

会 場:奈良国立博物館 東新館

休館日:毎週月曜日
    ただし1月8日(祝)は開館し、翌9日(火)は休館

開館時間:午前9時30分~午後5時
※ 金・土曜日は午後8時まで(12月29日、30日を除く)
※ 12月17日(日)は午後7時まで
※ 入館は閉館の30分前まで

観覧料金:一般520円(410円)/大学生260円(210円)
※()は20名以上の団体料金です。
※高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。 
※子ども(中学生以下)と一緒に観覧される方[子どもといっしょ割引]・開館時間延長日の午後5時以降に観覧される方[レイト割引]は、団体料金が適用になります。 

 おん祭は、奈良の春日若宮社の祭礼です。その歴史は古く平安時代に遡り、保延2年(1136)9月17日に始まったとされ、後に祭日は移り変わりながらも、祭礼は古儀の伝統を守り続け、今年で882年目を迎えます。一年のうち一日だけ(現在は12月17日)、御旅所に遷座する若宮神の前では様々な芸能が奉納され、そして祭礼の参列者が御旅所へ向かう風流行列は、冬の奈良の風物詩として定着しています。 

 この特別陳列は、このように伝統ある春日若宮おん祭の歴史と祭礼の様子を、絵画や文献史料、芸能資料等を通じて紹介する展覧会です。今も昔も盛儀を誇る南都の一大祭礼を展示室でじっくり鑑賞し、あわせて、人々が崇敬を寄せた春日社への信仰について理解を深める機会となることを企図しています。本年は、風流行列を描いた絵巻物を展示するほか、かつて春日社の神官を務めた旧社家に伝来した史料を交えつつ、若宮の歴史や春日社の造替について概観します。

主催:奈良国立博物館、春日大社、仏教美術協会