御室桜で知られる仁和寺は、光孝天皇が仁和2年(886)に建立を発願し、次代の宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院です。歴代天皇の厚い帰依を受けたことから、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わります。創建時の本尊と考えられる阿弥陀如来像(国宝)は、当時もっともすぐれた工房の作品です。また、高倉天皇宸翰消息(国宝)は皇室との深いかかわりを物語るものです。本展覧会では、仁和寺の寺宝のほか、仁和寺を総本山とする御室派寺院が所蔵する名宝の数々を一堂に紹介します。
会 期:2018年1月16日(火) ~3月11日(日)
会 場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、金曜・土曜は21:00まで開館)
休 館 日:月曜日(ただし2月12日(月・休)は開館、2月13日(火)は休館)
観覧料金:一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)/中学生以下無料
交 通:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
主な作品
国宝 薬師如来坐像
国宝 孔雀明王像
国宝 三十帖冊子
国宝 宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱
国宝 高倉天皇宸翰消息
重要文化財 金銅火焔宝珠形舎利塔
重要文化財 僧形八幡神影向図
国宝 十一面観音菩薩立像
重要文化財 馬頭観音菩薩坐像
重要文化財 如意輪観音菩薩坐像
重要文化財 千手観音菩薩坐像
重要文化財 降三世明王立像
重要文化財 五智如来坐像