茶道具 千宗旦から松平不昧まで、江戸時代の茶人の書とともに
2018/01/24


大切な茶道具が受け継がれるとき、そこに添えられる仕覆や箱書、極めや書簡。そんな付属品の数々をお道具と共に展示します。特に、お道具では、王朝復興に基づく雅な文化が花開いた寛永(1624-1644)期を中心とする作品とともに、寛永文化の牽引役である後水尾天皇を主人公とした「二条城行幸図屏風」も展示いたします(後期展示)。また、後水尾天皇の父、後陽成天皇ゆかりの唐物茶入、後水尾天皇の書跡、寛永文化の担い手となった小堀遠州の好んだ茶道具、松花堂昭乗の書画帖などからも、雅な世界をご堪能いただけるかと思います。さらに本展では、江戸時代の茶の湯を牽引した茶人の書跡も併せてご紹介します。新緑まばゆい東山の景色とともに雅な茶の世界をお楽しみください。

主な展示品

唐物文琳茶入

銘 若草

 

南宋~元時代・13~14世紀

 

 

瀬戸肩衝茶入

銘 真如堂

 

江戸時代・17世紀

 

 

紅葉呉器茶碗

 

朝鮮時代・16世紀

 

(前期展示)

小井戸茶碗

銘 六地蔵

 

朝鮮時代

 

(後期展示)

黄天目茶碗

銘 鷰 (つばめ)

 

元時代・14世紀

 

(後期展示)

二条城行幸図屏風

 

江戸時代

 

(後期展示)

一行書「日々是好日」

千宗旦

 

江戸時代

 

 

一行書「雪月花」

 

後陽成天皇

 

桃山~江戸時代

 

 

三十六歌仙書画帖

 

松花堂昭乗

 

江戸・元和2年(1616)

 


※タイトルクリックで写真が見れます。


インフォメーション

展覧会名

付属品とたのしむ茶道具
~千宗旦から松平不昧まで、江戸時代の茶人の書とともに

会場

住友コレクション 泉屋博古館本館
〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
075-771-6411(代)

会期

平成30年3月3日(土)~ 5月6日(日)

開館時間

午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日

月曜日(4/30は開館、5/1(火)は休館)、4月25日(水)

入館料

一般800円/高大生600円/中学生350円 (小学生以下無料)
※企画展・青銅器館両方ご覧いただけます

イベント

いずれも入館料が必要です
◆講演会
「茶道具のたのしみ」
3月10日(日)13時30分 ~ 15時30分  当館講堂
MIHO MUSEUM館長 熊倉功夫氏
当日先着100名まで、10時より指定券付整理券配布します。

◆ワークショップ
「鋳物体験-古印をつくろう」
4月14日(土)10時~、13時~、15時~
4月15日(日)10時~
参加費:1,500円  当館講堂
講師:新郷英弘氏、樋口陽介氏(芦屋釜の里)、八木孝弘氏(芦屋釜師)
定員:各回20名(要予約、電話075-771-6454) 空き状況により当日受付も可

◆関連講座
「茶の湯釜の魅力を語る(仮)」
4月22日(日)13時30分 ~ 15時30分  当館講堂
新郷英弘氏(芦屋釜の里)
当日先着100名まで、10時より指定券付整理券配布します。

◆竹の茶室 "帰庵"
5月3日(水)、4日(木) 13時30分~17時
参加費:一般1,200円 詳細決まり次第こちらでお知らせいたします。

◆列品解説

いずれも14時~15時 当館展示室にて学芸員が行います。

3月31日(土)、5月5日(土)「茶道具」
4月21日(土)「茶道具(書画)」
3月24日(土)、4月28日(土)「青銅器」
*青銅器館は、毎日ミュ-ジアムボランティアによる解説があります。 

交通

■京都市バス
(5)(93)(203)(204)系統 「東天王町」下車、東へ200m角
(32)(100)系統「宮ノ前町」下車すぐ

◎JR・新幹線・近鉄電車 京都駅より
(5)(100)系統

◎阪急電車 河原町駅より
(5)(203)(32)系統

◎京阪電車 三条駅より
(5)系統

◎地下鉄烏丸線 丸太町駅より
(93)(204)系統

お問合先

泉屋博古館本館 SEN-OKU HAKUKOKAN MUSEUM, KYOTO
〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
075-771-6411(代)