特別展示「2018年 播磨工芸美術展」
2018/01/24

播磨で活躍する現代工芸作家で構成される「播磨工芸会」と共催で「播磨工芸美術展」を開催。最新作を中心に約30点を出品します。播磨工芸会員により、現代工芸の各分野の作品を一堂に会した展覧会です。会期中、出品作家が展示会場に来館する「作者来館日」を設け、作品の説明や創作裏話など、観覧される方からの質問にお答えします。


また、併設イベントとして工芸作家による「リレー工芸教室」を9教室開催。出展作家と交流しながらていねいな指導を受け、オリジナル工芸作品の製作を体験していただけます。


美術展の観覧には入館料が必要、リレー工芸教室は参加費(入館料は不要)が必要です。


会期/平成30年(2018年)3月9日(金)~4月8日( 最終日は午後4時で閉室
会場/一般展示室


美術展について

 出展者は、陶芸6人、染織5人、漆芸1人、革工芸1人の計13人(播磨工芸会会員)に加え、招待作家3人(陶芸)の特別出品も予定。播磨工芸会は平成7年の発足。美術工芸館での共同展覧会の開催は今回で22回目
播磨工芸会事務局(姫路市夢前町置本465 竹尾寿敏方 TEL.079-335-1038)


昨年の展示風景

併設イベント「リレー工芸教室」について

出展作家のうち、陶芸教室ほか計9教室を実施します。申し込みが必要で、教室ごとに事前締切日があります。


播磨工芸会会員プロフィール(13人)

五十音順 2018年1月6日現在作品写真は例のため、同作品が展示されるとは限りません。


赤松 省吾 (あかまつ しょうご) 【陶芸】

昭和53年(1978年)、日展会員・松本為佐視氏に師事。磁土を使用し、辰砂、青磁、白青磁による作品を制作。日本新工芸展読売新聞大阪本社賞、兵庫県展県立美術館賞、姫路市芸術文化奨励賞、兵庫県工芸美術展県知事賞・神戸新聞社大賞受賞。神崎郡神河町在住


飯田 あき (いいだ あき) 【染織】

﨟纈染(ろうけつぞめ)の技法を用いて、その表現をこころみる。兵庫県工芸美術作家協会参与、兵庫県工芸美術展神戸新聞社大賞、N氏賞、兵庫県芸術文化団体半どんの会文化賞、姫路市芸術文化賞受賞。姫路市在住


飯塚 博子 (いいづか ひろこ) 【染織】
兵庫工芸展(公募)第46回準大賞、第47回兵庫県知事賞。県展2011年兵庫県芸術文化協会賞、2014年神戸新聞社賞。2009年及び2011年播磨・工芸ビエンナーレ準グランプリ。兵庫県工芸美術作家協会会員、姫路美術協会会員、姫路市在住


小野 紘之 (おの ひろゆき) 【陶芸】
伝統から現代的な物まで自由に制作。2011年、13年兵庫工芸美術展(公募)入賞、2014年光風会京都展京都新聞社賞、2015年播磨・工芸ビエンナーレグランプリ、同年、兵庫工芸美術展(会員)神戸新聞社大賞。兵庫県工芸美術作家協会会員、姫路美術協会会員、加西市美術協会会員。姫路市在住


上出 真由美 (かみで まゆみ) 【陶芸】
2017播磨・工芸ビエンナーレ播磨工芸会賞、2013播磨・工芸ビエンナーレ佳作、2009播磨・工芸ビエンナーレ佳作、書写の里・美術工芸館開館10周年記念公募展佳作


喜多 千景 (きた ちかげ) 【陶芸】
2017播磨・工芸ビエンナーレ準グランプリ、2015播磨・工芸ビエンナーレ播磨工芸会賞



清瀬 光洋 (きよせ みつひろ) 【陶芸】
平成9年(1997年)陶芸を始める。兵庫工芸展、兵庫県芸術文化協会賞2回、神戸新聞社賞、準大賞受賞。長谷川肇氏指導の下、平成11年(1999年)姫路市夢前町糸田に穴窯を築窯。2015年日展入選。兵庫県工芸美術作家協会会員、姫路美術協会会員。姫路市在住


竹尾 壽敏 (たけお ひさとし) 【漆芸】
昭和49年(1974年)、漆芸家・小林博氏に師事。昭和53年(1978年)より現在の工房で創作活動。色漆を主体に螺鈿(らでん)、鉛などを用いて屏風などを制作。日本現代工芸美術展、日仏現代美術展入選。第47回・第49回兵庫工芸展兵庫工芸賞、姫路市芸術文化賞受賞、姫路市在住


西島 玲 (にしじま れい) 【染織】
昭和56年(1981年)、兵庫県工芸美術作家協会に入会。主として、綴織(つづれおり)を主体にタピストリーなどを制作。兵庫県工芸美術展(公募)県知事賞、協会賞、兵庫県工芸美術展(会員)神戸新聞社大賞、姫路市芸術文化奨励賞受賞。姫路市在住


西山 まい美 (にしやま まいみ) 【染織】
「染めたり、織ったり、遊んだり」を合言葉に、服飾雑貨から空間造形作品まで幅広く制作。国展、兵庫工芸展、播磨工芸ビエンナーレなどの公募展にて入選・入賞。2012年姫路文連・黒川録朗賞受賞。現在、兵庫県工芸美術作家協会会員、姫路美術協会会員、姫路市在住


山本 和子 (やまもと かずこ) 【染織】
私たちは年々の資源で仕事をし生活をしています。自然、森の循環:人との関わりに思いを馳せ「森へ行こう」と題した織物作品を制作し続けています。現在、国画会会員、兵庫県工芸美術作家協会相談役、アジア文化造形学会監事、姫路市芸術文化賞、兵庫県文化功労者受賞。姫路市在住


山本 喜容子 (やまもと きよこ) 【陶芸】
昭和53年(1978年)、陶芸を始める。長谷川肇氏に師事。穴窯を築き、喜容恋窯と命名。オブジェ花器、創作陶芸を目指す。加西市美術家協会常任理事、姫路美術協会、兵庫県工芸美術作家協会、光風会会友、神戸芸術文化会議会員。兵庫県工芸美術展(公募)協会大賞2回。光風会奨励賞、加西市文化功労賞受賞。加西市在住


米田 敬子 (よねだ けいこ) 【革工芸】
昭和58年(1983年)、羽田真氏に師事、アメリカンクラフトを廣瀬静子氏に師事。革のぬくもりに支えられてレリーフの壁面、タピストリー、革壺などの制作。姫路美術協会、兵庫県工芸美術作家協会会員。兵庫県工芸美術展協会大賞、N氏賞、姫路文化賞、姫路市芸術文化奨励賞受賞。たつの市在住


招待作家(特別出品)について

当館で実施した公募展(2017播磨・工芸ビエンナーレ)の入賞作家による作品をあわせて展示します。
鈴木 健司 【陶芸】
谷 健三 【陶芸】
藤岡 光一 【陶芸】


姫路市書写の里・美術工芸館
〒671-2201 姫路市書写1223番地  
電話 079-267-0301 ファックス 079-267-0304



· 観覧料   一般 300円 大学・高校生 200円 中学・小学生 50円、20人以上の団体は2割引です。


· 休館日   月曜日(休日を除く)、休日の翌日(土曜・日曜、休日を除く)


· 開館時間  午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)


· 交通    姫路駅より神姫バス「書写山ロープウェイ」行きで終点下車、徒歩3分