明治時代、外国人の需要に応えて象牙の置物彫刻が数多く製作され、海を渡っていきました。高度な彫技によりかたどられた人物や動物などの牙彫(げちょう)作品は、象牙特有の柔らかな白色と相まって見た目にも美しく、当時、彫刻の世界は象牙で真っ白になったといわれるほど牙彫が隆盛しました。
《風俗人物図蓋物》齋藤實美
12.0 x 14.5 x 23.0cm
《自在伊勢海老》山崎南海
L. 30.0~43.0cm
本展では帝室技芸員をつとめた石川光明(1852-1913)をはじめ、旭 玉山(1843-1923)や吉田道楽らの彫像、また象牙製の自在置物などを展示します。
● 2018年2月24日(土)~5月20日(日)
● 休館日:月・火曜日(祝日は開館)
清水三年坂美術館
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