陶歴:
山口芸術短期大学
京都市立工業試験場
京都府立陶工高等技術専門校
京都山科 森里陶楽陶苑にて修業
日本現代工芸美術展 現代工芸賞受賞
現代工芸美術中国会展 広島県教育委員会賞 広島市長賞
社団法人現代工芸美術家協会 本会員
日展入選
広島県工芸美術作家協会 会員
御砂焼の由来:
昔、旅に出るとき、道中の無事を願って、厳島神社神殿の下の砂をお守りに持って行った。
そして、無事帰郷すれば旅先の砂を持ち帰り倍にして返すという「御砂返しの儀」が信仰上の習慣として行われていた。
天明、寛政の頃、この「御砂」を使って大祭用の祭器を作ったのが御砂焼きの発祥といわれ、文政年間に藩主浅野斉賢公がこの「御砂」を混じえて茶器類を焼かせた、これが宮島焼の始まりで、日本三景の一つ、宮島の名声とともに宮島焼はその真価を認められた。
宮島御砂焼圭斉窯の主人である川原圭二氏が宮島焼の後継者で、
初代陶斉を曽祖父、初代圭斉を祖父に、そして二代圭斉(浩二)を父に、その後継者として、宮島焼の技法を学び現在に至っている。
宮島御砂焼圭斉窯は厳島神社御用窯で、御砂焼きも広島県伝統的工芸品に指定されている。