川原 圭二(宮島御砂焼後継者)
2018/03/14

陶歴:

山口芸術短期大学

京都市立工業試験場

京都府立陶工高等技術専門校

京都山科 森里陶楽陶苑にて修業

日本現代工芸美術展 現代工芸賞受賞

現代工芸美術中国会展 広島県教育委員会賞 広島市長賞

社団法人現代工芸美術家協会 本会員

日展入選

広島県工芸美術作家協会 会員

御砂焼の由来:

昔、旅に出るとき、道中の無事を願って、厳島神社神殿の下の砂をお守りに持って行った。

そして、無事帰郷すれば旅先の砂を持ち帰り倍にして返すという「御砂返しの儀」が信仰上の習慣として行われていた。

天明、寛政の頃、この「御砂」を使って大祭用の祭器を作ったのが御砂焼きの発祥といわれ、文政年間に藩主浅野斉賢公がこの「御砂」を混じえて茶器類を焼かせた、これが宮島焼の始まりで、日本三景の一つ、宮島の名声とともに宮島焼はその真価を認められた。

宮島御砂焼圭斉窯の主人である川原圭二氏が宮島焼の後継者で、

初代陶斉を曽祖父、初代圭斉を祖父に、そして二代圭斉(浩二)を父に、その後継者として、宮島焼の技法を学び現在に至っている。

宮島御砂焼圭斉窯は厳島神社御用窯で、御砂焼きも広島県伝統的工芸品に指定されている。