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根津美術館 特別展 新・桃山の茶陶
2018/10/28
根津美術館 特別展
新・桃山の茶陶
2018年10月20日(土)~12月16日(日)
信楽・備前・伊賀の大胆な篦目(へらめ)と歪み、志野の白釉に浮かぶ力強い鉄絵、織部の多彩な形と爽快な釉薬の掛け分け、そして唐津の自由な文様表現。16~17世紀初頭に作られたこれら「桃山の茶陶」は、唐物にはない和物茶陶ならではの魅力に溢れ、日本を代表するやきもののひとつとなっています。
根津美術館では平成元年(1989)に、このような桃山の茶陶を紹介する展覧会を開催しました。それからおよそ30年の間に研究が進み、中でも最も大きな発見は京都三条瀬戸物屋町と、それを営んだ商人たちの存在でした。やきものを求める顧客の変化と増大を背景に新たな流通ルートが作られたことにより、現代の私たちが見ても斬新なデザイン性の高い茶陶が誕生したことがわかってきました。
本展覧会では「生産」と「流通」という観点から、京都で出土した資料とともに伝世の茶道具を展示して、最新の桃山の茶陶の世界をご覧いただきます。
展示作品:
陶磁重要文化財 鼠志野茶碗 銘 山の端 美濃
施釉陶器 日本・桃山~江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
陶磁重要文化財 織部松皮菱形手鉢 美濃
施釉陶器 日本・桃山~江戸時代 17世紀 北村美術館蔵
陶磁京都市指定文化財
中之町出土資料 京都市蔵
陶磁 耳付水指 尺牘
無釉陶器 日本・桃山~江戸時代 17世紀 個人蔵
休館日 月曜日
開館時間 午前10時~午後5時
(入館は午後4時30分まで)
入場料 一般1300円 学生1000円
*20名以上の団体、障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
会場 根津美術館 展示室1・2
交通のご案内
地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線
〈表参道〉駅下車
A5出口(階段)より徒歩8分