三井記念美術館 特別展 鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」
2019/04/26

三井記念美術館 

特別展「円覚寺の至宝」展示構成と作品

展覧会の主旨

本展覧会は、大用(だいゆう)国師200年・釈宗演(しゃくそうえん)老師100年大遠諱(おんき)を記念して開催する、鎌倉円覚寺の歴史と文化の総合的な特別展である。瑞鹿山円覚寺は、弘安5年(1282)鎌倉幕府第8代執権北条時宗により、中国から招聘した無学祖元(むがくそげん)を開山として創建された。そして鎌倉に「禅」の興隆基盤を築くとともに、中国との国際的な交流を通して鎌倉独自の宗教、文化、芸術を創造する中心的存在となった。

円覚寺とその一門寺院には、今日まで多くの優れた彫刻、絵画、書跡、工芸品などの作品が遺されている。今回は初出品の作品を多数加えた新たな切り口で、円覚寺と円覚寺派寺院の至宝、総点数110点(国宝、重要文化財が約半数、県市指定文化財を含めると約7割を占める)が一堂に会する質の高い特別展である。

※会期中、一部展示替えを行います。

第1室 開山無学祖元の「開山箪笥」

開山無学祖元の所用と伝えられる南宋、元時代の品々(一部日本製)で、「開山箪笥」と称され、一括して重要文化財に指定されている。円覚寺の寺宝の中でも特別な存在に位置付けられ厳重に保管されている。




第2室 円覚寺の名品

重文「青磁袴腰香炉」 南宋時代 円覚寺

第4室 [Ⅰ]円覚寺の華厳禅と舎利信仰





第4室 [Ⅱ]鎌倉宋朝禅の蘭渓道隆と無学祖元

重文「無学祖元坐像」 鎌倉時代 円覚寺



特別室(茶室横)

大用国師、釈宗演老師 大遠諱関係 特別展示


第5室 [Ⅲ]大陸文化との交流 書跡、青磁器、漆器




ご利用案内

開館時間: 10:00-17:00

休館日: 月曜日

入館料: 一般 1300円(1100円)

     大学高校生 800円(700円)

     中学生以下 無料

(  )内は20名以上の団体料金となります。

■三井記念美術館

東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階

ハローダイヤル:03-5777-8600