サイズ: 手まで19.1×16×22㎝
「日本亀文」在胴銘印、底款は経年のサビなどで判読できませんが、 底款の縁が二重になっている、淡海秀光が用いたとされる 「家拙款」だと思います。提手や、摘みには彫金の彫りの上に象嵌を意匠する 秀光の技法が用いられております。迫力のある獣口の形式や、荒々しくも繊細な 美しい肌に笹岩蟹の盛上図。岩の水しぶきに銀粒象嵌が意匠されたぼてっとした 丸形の名品鉄瓶です。淡海秀光の作品は希少な物でほとんど資料がないため、 こちらでは特定し保証する事は出来ませんが、作者に関係なく一つ一つの技巧が超一級の 仕事だという事は保証出来ます。ぜひこの名品をコレクションに加えてください。 提手もしっかりと立ち口先の水切りも垂れない素晴らしい造りです。 湯を沸かし、水を24時間はりもれませんでしたが、 のちのご使用による水もれ、破損は保証できませんので、ご承知ください。 サビ、スレ、汚れや、いくつかのアタリがあります。作成時にできたカタのへこみや、スジ、膨らみがあります。 いくつかの作成時のカタと思われる所があり、鉄サビで押えた古い補修のように見える所もいくつかあります。 こういった時代鉄瓶ですので、もしかすると他も時代の補強などを行い、これまで大切に使われてきた物かも しれませんので、その点は必ず承知の上入札お願いします。それ以上の事は鉄瓶をガシガシと磨き、 味わいや、雰囲気まで取らないと判断できません。お湯を沸かし、水を張り、何度もためして使ってみましたので この状態で充分お使いいただけます。長年育ててきた先人の方に失礼ですので、 この状態で鉄瓶を愛していただける方のみの入札をお願いします。身の縁にはカタ抜けによるいくつかの窪みがあります。 ご承知の上入札お願いします。 底や、中の状態も含めて画像で確認の上各自の判断で入札お願いします。 上手な古い直し(釜補修)があった場合、 見ただけでは当方もわかりませんので、 あると思って承知して入札して下さる方が良いと思います。 承知下さい。